思ったよりもずっと早く、イギリスに帰る日はやって来てしまった。
さすが観光大国と言うべきか、見るべきものはいくらでもあって、3週間の旅行の間レイチェルは一度だって退屈することも、ホームシックにかかることもなかった。むしろ、この空や海の色、白い石畳とはお別れなのだと思うと寂しささえ感じるくらいだった。レイチェルはどうにかしてこの海の色をガラス瓶に詰めて持って帰ることができないだろうかと悩んだが、そんなことはいくら魔法を使った所でできるはずもない。
できればもう少し居たいなと名残惜しかったし、セドリックももっと新しい友人達とのクィディッチを楽しみたい様子だったが、学生のレイチェル達と違っておじさんの休暇はそう長くない。それにもしもまだ休暇が残っていたとしても、拡張呪文で限界まで引き延ばしたレイチェルのトランクの中はもうネズミ1匹すらもぐりこめないくらいぎゅうぎゅうに詰め込まれているので、もうこれ以上の滞在が不可能なのは明らかだった。これ以上荷物が増えてしまえば、移動キーの重量制限に引っ掛かってしまうことは間違いない。
「コイン1枚だと、『もう一度ローマに帰って来る』よね?」
レイチェルは指でつまんだシックル銀貨を真剣に見つめた。後ろ向きにコインを1枚投げ入れると、再びローマに戻ってくる。2枚だと、大切な人と一生一緒に居られる。3枚だと恋人や結婚相手と別れられる。ここ、トレヴィの泉にはそんな言い伝えがあるらしい。ごくごく現代的な町並みの中にある、豪華な装飾の施された白い大理石。中央には海を司る神ネプトゥーヌスの大きな彫像が立ち、そこから流れ込む水が美しいターコイズブルーの泉を作っている。周りには、レイチェルと同じくコインで願いをかけようとする観光客が輪を作っていた。水底を覗きこんでみると、教科書で見たイギリスのコインだけじゃない、何十種類もの世界中のマグルの硬貨が沈んでいて、レイチェルはわくわくした。
ローマに来た初日も訪れたが、そのときもコインの枚数で悩んでしまったので、最終日に来てやろうと決めたのだった。だがしかし、いざ泉の前にやって来てもやっぱりなかなか決められない。両手に1枚ずつ持ったコインを見比べて唸るレイチェルに、セドリックが苦笑した。
「おまじないみたいなものなんだし、そんなに悩まなくても……」
「こう言うのはせっかくだから信じた方が面白いもの。まずは信じなきゃ、叶うものも叶わないでしょ」
3枚と言う選択肢はとりあえずなしだ。結婚もしていなければ恋人も居ないのだから、そもそも別れる以前の問題である。となれば1枚か2枚だが、この2択はなかなかに難しかった。ローマには、と言うかイタリアにはまた来たいし、大切な人と一生一緒と言う願いも魅力的だ。ふと、親友達ならばどうするだろうかと考えてみた。「そんなの2枚に決まってるでしょ!女の子なら当然よ!ローマなんて来たければ自分で航空券手配して来ればいいのよ!」「私もそう思うわ。イタリアなんて、そう遠くないですもの。私も前に家族で行ったけれど、そろそろまた行こうって話が出ているわ」そんな声が頭の中に響いた気がした。ううむ、言いそうだ。
ちらりとセドリックを見ると、レイチェルと違って悩んでいる様子はなかった。シックル銀貨を宙へと弾いて遊んでいる。
「セドはもう決めたの?」
「うん。一応」
「……じゃあ、先に投げて。写真撮ってあげる」
どうやらコインを投げているところを記念に撮る人は多いようだ。周囲の様子を見てそう察したレイチェルはカメラを構えた。ぱちりとシャッターを押す。フレーム越しのセドリックが肩口から投げたコインは、そのまま綺麗に放物線を描いて泉の中へと沈んでいった。素晴らしいかな、クィディッチで培われた技術はこんなところにも活かされる。
コインは1枚きり。どうやらセドリックはローマに戻って来ることを願いにしたらしい。
フィルムの残りを見ると、あと少しだ。まあ、なくなっても替えをおじさんが持っているはずだけれど────そう考えて、レイチェルは今は近くにあるカフェで涼んでいるはずの保護者達へと思いを馳せた。
「おじさん達はこれ、やらないのかしら」
「昔やったから、今回はいいって」
「その時の願いって、叶ったか知ってる?」
「さっき母さんが言ってた。前に父さん達が来た時は、父さんはコインを1枚、母さんは2枚投げたって」
「……なるほどね」
父さんがそうしようって言ったらしい、とセドリックは肩を竦めた。そして、見事にどちらの願いも叶ったと言うわけだ。おじさんがローマに戻れば、そのおじさんとずっと一緒に居るのだから、必然的におばさんもローマに戻って来ることになる。本当に理想的な夫婦だなあと、レイチェルは小さく息を吐いた。自分ももしも新婚旅行で来ることがあったらぜひその方法を採用したい。だがしかし、今聞いたのは失敗だったのかもしれないとレイチェルは思った。実際に願いが叶った人が身近に居るとなると、余計迷ってしまう。
「レイチェル。あんまり悩みすぎると、移動キーに置いて行かれるよ」
「……いくら何だって、あと2時間も迷わないもの」
セドリックの言葉は大げさだと眉を顰めたが、実際、これ以上付き合わせるのは気が引ける。おじさん達だって待たせているのだから、いい加減そろそろ決めなければならない。1枚か2枚か、どちらにしよう。たかがおまじない、されどおまじない。まだ迷う気持ちはあるものの、レイチェルはカメラをセドリックの手へ押し付けて、泉に背を向けた。
手の平の中のコインをぎゅっと握りしめる。そうして投げようと構えたところで、ふとレイチェルは逡巡した。セドリックがやるといかにも簡単そうに見えたが、さっきレイチェルの近くで投げていた女性のコインは泉の淵の大理石へと跳ね返り、そのまま地面へと転がっていた。あの場合、投げ直したら何枚とカウントされるんだろう。やっぱり泉の中に入らなければノーカウントなのだろうか?
「撮るよ、レイチェル」
いや、考えてばかりいても仕方ない。そもそもこんな難しい顔で写真に映るわけにはいかない。
ふうと一つ深呼吸して、笑顔を浮かべる。すっかり体温で温くなってしまったコインを握り直し、レイチェルはそれを思いきって宙へと放た。
パシャリ。シャッター音が小さく響く。そして、背中から小さく水音が響いた。
「それで結局、コインは何枚投げたのかしら?」
上質なアッサムが、ティーカップからふわりと香る。やっぱり紅茶はイギリスが一番だなあとレイチェルはしみじみとそんな感慨を覚えた。舌の上では、カスタードクリームの優しい甘さとベリーの甘酸っぱさが溶け合っている。久しぶりのアフタヌーンティーはやっぱりいいなあとレイチェルはほうと息を吐いた。
「2枚です。1枚しか入らなくても、2枚とも入っても、どちらでもいいなと思ったから」
そして結果、無事2枚とも泉の中に入ったのだけれど。運任せみたいな決め方だったけれど、とりあえず後悔はしていないし、これでよかったと思う。大切な人と一生一緒に居られる。とても素敵な願い事だ。そこまで言い切ったところで、レイチェルは一度ティーカップを置いた。
「ごめんなさい、ナルシッサおばさま。私ばかり話してしまって……」
「いいえ。とても楽しいわ。レイチェルはお話が上手よ。きっと、お母様に似たのでしょうね」
「あ……ありがとうございます」
綺麗な人だなあ、と思う。髪や瞳の色だとか、顔の造作が整っているとか言うのもあるけれど、何と言うか、纏う雰囲気が優雅で、洗練されているのだ。ミセス・マルフォイ────この呼び方は他人行儀だから名前でいいと言われた────がレイチェルを家に招きたがっていると言うのは以前ルシウス・マルフォイに会ったときに聞かされたが、まさか本当に現実になるとは思っていなかった。イタリアから帰ってすぐに招待状が届いた時は、宛先が間違っているんじゃないかと封筒を何度も見返したほどだ。正直言うとあまり気が進まなかったが、断ると言う選択肢を選べるほどの勇気はレイチェルにはない。
マルフォイ家と言えば魔法界屈指の名家だし、きっとすごいお屋敷なのだろうと想像してはいたが、予想以上だった。天井にはシャンデリアが宝石みたいにキラキラと輝き、ふかふかのビロードのカーペットはやはりと言うべきか、深い緑色をしていた。フルーツタルトの乗ったケーキ皿も、フォークもティーポットも何もかもが細かい彫刻の入った銀製で、曇りひとつなく磨きあげられている。壁に掛けられたタペストリーも、暖炉の上の時計も燭台も花瓶も、何もかもが見るからに高価そうだった。一番お気に入りのワンピースを着てきたけれど、これさえもきっとあのカーテンの布地の値段にすら足りないに違いない。一級品だけを集めて作られたような広々とした部屋には、今、ナルシッサとレイチェルの二人きりだった。「ガーデンパーティに招待しようと思ったのだけれど、それではゆっくりお話できないでしょう?」とふんわり微笑まれたが、ほぼ初対面に近い、しかも母親とそう年の変わらない女性と二人きりと言うのはどうにも緊張する。せめて沈黙が気まずくないようにと、いつになくおしゃべりになってしまっていた。
「お母様はイタリアには行かれなかったのね」
「あ、はい。〆切があるとかで……」
「お忙しい方ですものね。今はどちらに?」
「ニュージーランドです。取材旅行と言うか……そんな感じだって聞いてます」
「まあ。そうなの?詳しいことは秘密にしておいて頂戴。楽しみに待ちたいですもの」
ナルシッサが少女のように夢見がちに頬を染める。レイチェルは話の中に出てくる森にイメージの近い場所があるとか何とかで、一昨日旅立っていった母親を思い出した。本当はきっと、ナルシッサはレイチェルじゃなく、レイチェルの母親をお茶に呼びたいのだろう。ナルシッサの愛読書がレイチェルの母親の著作であることは、随分前から知っている。たぶん、レイチェルがハッフルパフ生で、顔立ちが父親似だったら今ここには呼ばれていないに違いない。
────そう。つまり、全部ママが悪いんだわ。レイチェルはティーカップに隠してこっそり溜息を吐いた。名家の奥方だけあってナルシッサは社交に長けているから話しやすいが、友人のように打ち解けてと言うわけにもいかない。ナルシッサのような気品あふれる女性から見て、自分は一体どんな風に映っているのだろうかと居た堪れないような気持ちもあった。要するに、気詰まりなのだ。レイチェルが紅茶と一緒に溜息を飲み込んでいると、カチャリと部屋のドアが開いた。
「誰か来ているのかと思えば、君か」
ナルシッサと同じプラチナ・ブロンドにアイスブルーの瞳。レイチェルの年下の友人────少なくともレイチェルはそう思っている────ドラコ・マルフォイの姿がそこにあった。とりあえず、ナルシッサと2人きりと言う状況ではなくなったことに、レイチェルはほっと胸を撫で下ろす。が、反対に、ナルシッサの表情は堅くなった。
「ドラコ。レディに対してその態度は感心しませんよ」
「失礼。ご機嫌よう、ミス・グラント」
ナルシッサの叱責に肩を竦めると、ドラコは恭しくレイチェルの手をとって、その甲へと口づけた。ナルシッサの前だからか、やけに丁寧な挨拶だが、流石と言うか、様になっている。レイチェルが感心していると、ドラコの脇を何かが猛スピードで通り抜けた。枕カバーのような古い布切れをまとった小さな生き物────屋敷しもべ妖精だ。
「あたくしは奥様にご用事がおありなのです!旦那様がお呼びなのです!」
「ルシウスが?」
丸い目玉が使命感たっぷりにナルシッサを見上げる。キーキー声でわめく屋敷しもべ妖精に、ナルシッサがすんなりと眉を寄せる。それから少し逡巡するような様子を見せた後、椅子から立ち上がった。アイスブルーの瞳が、申し訳なさそうに細められる。
「少し席を外させて頂くわ。ごめんなさいね、お話の途中で」
「あ、いえ……私、そろそろ帰ります。お招きありがとうございました」
「そうね。長く引き止めてしまったらお家の方も心配されるでしょう。それなら……ドラコ、広間まで案内してさしあげて。ちゃんとエスコートなさい、いいですね」
その言葉に、レイチェルも思わずドラコへと視線を向けた。ドラコは返事をせず、ただ肩を竦めてみせただけだった。それを了承と受け取ったのか、ナルシッサは屋敷しもべを伴って踵を返した。そうして部屋の入口まで差しかかったところで、ふいにこちらを振り向いた。
「また遊びにいらしてね、レイチェル」
花びらが綻ぶような、とはこう言うことを言うのだろう。楚々とした白百合を思わせるような微笑みに、やっぱり綺麗な人だなあとレイチェルは溜息が出たのだった。
「そう言うわけだ。行こう」
ドラコがそう言ってレイチェルを促したので、レイチェルは驚いた。もしかして本当にエスコートしてくれるつもりなのだろうか? 意外な気もしたけれど、この広い屋敷を一人で歩ける気はしないのでありがたい申し出だ。早足で前を歩くドラコを追いかける。そして、そう言えばまだ一言とドラコも会話をしていないことに気がついた。
「えっと……久しぶり、ドラコ」
「ああ」
久しぶりに会ったと言うのに、随分素っ気ない。まあでも、いつものことと言えばいつものことなのでレイチェルは特に気にならなかった。むしろにこやかに返事をされても一体何があったのかと面食らってしまうだろう。ようやく追いついて隣へと並んでみると、レイチェルはふと気がついたことがあった。
「背が伸びた?」
「ああ。面倒な事に、制服を作り直さないといけない」
ドラコが眉を寄せて、小さく溜息を吐いた。休暇が始まる前にはレイチェルとそう変わらなかった身長が、今ではレイチェルよりも明らかに目線が高い。そう言えばセドも3年生の夏に制服を作り直してたわ────そう言おうとして、レイチェルは口をつぐんだ。以前、ドラコにいつもセドリックの話題ばかりだと呆れられたことを思い出してしまったからだ。何か他に話題はないだろうか。
「ドラコは夏休みどこか行くの?」
「来週からワイト島に。母上の気に入りなんだ」
「そうなの? 素敵ね。私、行ったことないの。自然が豊かで、すごく綺麗なんでしょう?」
「そうでもないさ。君は?」
「つい先週まで、イタリアに行って来たわ。さっき、おばさまにその話をしてたの」
「へぇ」
外国に旅行に行くと言うレイチェルの夏休みの一大イベントは終わってしまった。が、レイチェルの夏休みはまだ1ヶ月半も残っている。夏休みの課題もまだまだ手つかずのままたっぷり残っている。今日も帰ったら少しでも進めなければ。ちょっぴり気が重くなった。だが、楽しい予定もまるきり残っていないわけじゃない。
「これから先は、そうね……友達の家に泊まりに行く約束をしてるわ。あとね……!」
この先の予定を思い出して、レイチェルはぱっと顔を輝かせた。が、そのまま言葉にすることはなく、喉元をするすると下がっていく。別に秘密にしなければいけないわけじゃないけれど、これはたぶん、ドラコに言ったらいい顔をされないだろうと想像がついたからだ。
「えっと……まあ、色々ね」
言葉を濁したレイチェルにドラコは訝しげに眉を寄せたが、それ以上追及して来ることはなかった。たぶん、社交辞令として聞き返してくれただけで、別段レイチェルの休暇の予定には興味はないのだろう。ちょっと寂しいような気もするが、まあ追及されても困るのでその方がありがたい。
沈黙が走る。会話がうまく続かない。ホグワーツでもこんな風だっただろうかと、レイチェルは首を捻った。親友達やセドリック以外と夏休みに会うと言うのは何だか奇妙な感じだ。それも、その人の家だなんて。まあ、今回の場合はドラコの友人として招待されたわけじゃないけれど。レイチェルがそんなことを考えていると、ドラコが眉を顰めて咳払いした。
「大丈夫? 風邪?」
いつも以上に素っ気ない口調は、もしかして喉が痛むせいだろうか。夏風邪の引きはじめなら心配だ。そう言えば、どことなく声も掠れている気がする。レイチェルが尋ねると、ドラコは喉の辺りを手で押さえたまま、静かに首を振った。
「いや……ここのところ、ずっとこうなんだ」
「それって……」
……もしかして、声変わりだろうか。確か、セドリックが声変わりをしたのも今のドラコくらいの時期だった気がする。またしても「セドリック」の名前を出しそうになったので、レイチェルはきゅっと口をつぐんだ。
「煙突飛行粉はあれの中だ」
そうこうしているうちに、暖炉のある部屋についたようだった。来る時も使った、大理石の床の広間には、3人は楽に通れそうな大きな暖炉が据えられている。ドラコが指差した先には、砂糖壺くらいの大きさの小さな陶器の入れ物が置いてあった。繊細な細工のしてある蓋を開けてみると、確かに中には見慣れた煙突飛行粉が入っている。
「えっと……お邪魔しました。案内してくれてありがとう。ナルシッサおばさまにも、よろしく伝えておいてね」
どこか不機嫌そうなドラコに、レイチェルはぎこちなく笑みを浮かべた。やっぱり学校の外だからだろうか。何だか今日のドラコは随分ととっつきづらい。こうなったら、さっさとお暇しようと、レイチェルは煙突飛行粉をひとつまみ手に取った。ドラコはその挙動を黙って見ていたが、ふいに口を開いた。
「君が来ると返事をよこしてから、母上はいつになく上機嫌だった。また来るといい」
「え? ……ええ。ありがとう」
呟くようなドラコの言葉に、レイチェルは一瞬、呆気にとられてしまった。だって意外だったのだ。ドラコはいかにもスリザリンらしいと言うか、自分のテリトリーに人が踏み込んで来るのを嫌がるタイプと言うか────そう、つまり、レイチェルがこうやって自分の家に来ているのなんて言うのは、あまりドラコにとっては気分のいいことじゃないだろうと思えたからだ。いや、多分確実にそうだろう。それでも、母親のことを思って、レイチェルにこう言ってくれたのだ。家族想いなんだなあと、レイチェルは思わず口元が緩むのを感じた。
「じゃあまたね、ドラコ。新学期に。楽しいおみやげ話を期待してるわ」
「ああ、君も。良い休暇を」
今度は自然に笑みを浮かべることができた。ドラコの口元にも、僅かだが笑みが浮かんでいる。
エメラルドグリーンの炎が、目線の高さまで燃え上がる。ドラコに手を振って、レイチェルはその中へと飛び込んだ。今日はあまりおしゃべりができなかったけれど、レイチェルとドラコにはまた次の機会がある。
次に会う時はきっと、お互いに楽しい休暇の話に花を咲かせることができるだろう。何せ、休暇はまだまだこれからなのだ。